全貌がぼんやり拓けた場所へ突っ込む様に
友達が僕のヒーローアカデミアにハマった。
好きな人が多いので大まかな流れだけ知っており、現在31巻まで出ていると聞いて
「終わる前にハマってよかったね」なんて話したが、友達は「もっと早くハマりたかった」とのこと。
週刊誌の人気なものは40巻くらいで終わるイメージがあったのでヒロアカもまだ続くものかと思っていたら、「最終章に入っているっぽいよ」と聞いたもんで、あんな人気漫画でもぼちぼち終わりに向かっているんだな~と思いもした。
どこらへんの話が面白かったのか尋ねたところ、轟くんとやらが打ち解けるあたりだそうだ。
轟くんはレギュラーキャラなのでそこそこ最初の方といえる。
また別の友達が今ちょうど売り出し中の俳優さん?アーティストさん?のファン。
「もっとこの人が売れて欲しい!」とのこと。
色々話を聞いていくと売り出し中のようで事務所側もそこそこ力を入れているらしい、が、世間的に認知度はまだまだ低いようだ。
もっと売れていい人なのに!とそう言いつつも友達は楽しそうだ。
ファン同士の繋がりで「もっとこの人を応援していこう!」という団結力があるらしい。
何ていうか、漫画にしろ、俳優さんにしろ、人気の絶頂を迎える前くらいが楽しい気がする。
この世界はこう、
この人の魅力はこう、
この物語の主旨はこう、
みたいなその媒体(あるいは人物)の魅力がじわじわ出てきて、面白い、素敵と多くの人が認める切っ掛けになる事柄、場面を迎えるか、迎えないかくらいのあたり。
ポケモンでもヒトカゲ、リザード、リザードンのなかでリザードになったくらいのタイミングが面白い気がする。
勝手がわかってきて、かつ全貌がぼんやりでも拓けてきたそこへ突っ込んでいく時の熱をリアルタイムで味わうのってすごく楽しいんだよね。