少女の死
呪術廻戦0の映画を見てきた。
ネタバレをちょっと含むのと性癖の話になります。
そもそも
小さい頃にFF7のエアリスが死ぬシーンを見て、当時はエアリスが死ぬなんて思ってなくてただただ悲しかった
それ以降も何となく少女の死という題材がすごく気になって惹かれるものがあった。
必ず好きってわけではないにしても、たまにしっくりくる題材に出会うと胸が締め付けられるのと同時に惹かれてしまう。
呪術廻戦0は漫画を読んだ時から主人公の乙骨くんと里香ちゃんが好きではあったし、
恐らく0を評価している人の1000000000%くらいがイイと思うだろう例の台詞とかはもう好きでたまらない
作者の初期作とあって現在に比べたら新人らしい絵柄で、戦闘がめちゃくちゃ面白いってワケでもないのに例の台詞のおかげで、
週刊の呪術廻戦の最初(主に漏瑚が五条にボコられる前)がだるくてだるくてかったるかったものの
0のことを考えると「作者を信じよう…0のアレを描いた作者だぞ…」と何とか読み続けてちゃんと面白かったので安心した。
0に関しては漫画版は勿論好き。
でも映画よ、映画。
当たり前だけど作画が綺麗だし、戦闘もよくわかんないくらい演出が良かった。
何よりも里香ちゃんが可愛いのよ。
漫画版を読んでる時は、やべー>不穏>カワイイのか…?くらいだったが
映画の里香ちゃんは花澤香菜なんだよ、ンなもんカワイイに決まってるだろうよ
「がんばれ、憂太」のシーンは不覚にも泣きそうになった
映画は生前の里香ちゃんがよく出てくるので乙骨さんにとって大切なんだなってのは何となく伺えてよかった
例のシーンもそうだけど、
最後の里香ちゃんと乙骨さんのやりとりの里香ちゃんがとにかく優しいんだよ、サンキュー花澤香菜
里香ちゃん女児のわりに妙に達観しているのと、乙骨が里香ちゃんの前では少し幼い感じがして外見こそ乙骨の方が年上なのにおねショタみを感じる…何故だ…
終盤までは、主に里香ちゃんを出すために指輪をはめてた乙骨さんが最後まで指輪をしているのがもうなんか良すぎてゲロ吐きそう
映画のED曲をずーーーーーーーーっと聞いていたら感極まってしまう。歌詞どうこうじゃなくて井口さんの第一声が感情を揺さぶられてしまう。
King gnuありがとう…。
少女の死って書いたらなんか色々と問題がありそうですがこの手の題材がやはり好きで、
可憐な人が死に奪われて、もう手の届かない所に行ってしまった、その人の時間が停止してしまった、なのに自分は年をとっていかないといけない、その悲痛さを扱う題材っていうのが気になってしょうがない。
少女が死ぬことが大事なのではなくて、突然の不幸に打ちひしがれる置き去りにされた人達というのが大事で、そういった作品に惹かれてしまう。
ただ、それが主題すぎるとどうにもダメで、他にも色々要素があって、その中の一部として喪失があるといったものが好きだな。きっとこれからも。
呪術廻戦0すごく良かった。